外国人留学生の今——世界から集い、日本人学生と共に学ぶ
立教大学
2024/10/24
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
立教大学では、多様な文化的背景を持つ留学生がキャンパスに集い、日本人学生と共に学んでいく環境づくりを推進しています。現在、55カ国?地域から来日した約1,000人の学生が在籍。
今回は各種受け入れ制度や留学生の声をご紹介します。
立教大学の外国人留学生
学位取得から日本語?日本文化への関心、日系企業への就職まで、留学目的はさまざまです。それぞれの目標や日本語能力に応じたプログラムを活用し、立教大学で学びを深める留学生たち。授業だけではなく、クラブ活動に打ち込んだり、日本人学生と交流したりと、充実した日々を過ごしています。
主な出身国?地域
主な受け入れ制度
正規外国人留学生
学位取得を目的とし、各種入学試験(外国人留学生入試等)を経て、正規課程に在籍している学生。- PEACEプログラム生-異文化?法?GLAP
Rikkyo Study Project(RSP)関連特別入試を経て、英語で開講する授業のみで修了できる教育課程に在籍している学生。
- NEXUSプログラム生-9学部
秋季(9月)に入学して、半期の日本語集中科目の学修を経て学部の日本語カリキュラムに翌年度春学期入学者と共に履修する学生。
- 国際連携大学院(リンケージ)プログラム生-経営?社会デザイン
インドネシア政府やJICA等から派遣される学生と一般の学生が共に学ぶ英語大学院のプログラムに在籍している学生。
特別外国人学生
海外の協定校との交換留学制度等により在籍している学生。- ACEプログラム生-異文化?経営?GLAP
現代アジアや国際社会の諸課題について思考し、行動に移せる人材を育成するACEプログラムに参加している学生。
日本人学生との交流
留学生バディプログラム
特別外国人学生が日本や立教大学での生活に慣れるようサポートする。
日本語授業ボランティア
日本語授業において、留学生と会話したり、プレゼンテーションを聞いてディスカッションしたりする。
グローバルラウンジ
池袋と新座の両キャンパスにあるスペース。留学生と立教生がつながる国際交流?海外留学促進イベントなどが開催される。
特別外国人学生が日本や立教大学での生活に慣れるようサポートする。
日本語授業ボランティア
日本語授業において、留学生と会話したり、プレゼンテーションを聞いてディスカッションしたりする。
グローバルラウンジ
池袋と新座の両キャンパスにあるスペース。留学生と立教生がつながる国際交流?海外留学促進イベントなどが開催される。
外国人留学生の声 VOICE
スピーチコンテストや授業を通じて日本人学生と心を通わす
ズルガアンジン ツェレンデジデさん
モンゴル出身2023年9月入学[NEXUSプログラム]
経済学部経済学科1年次
日本語スピーチコンテスト(2023年11月)に参加した際の、アドバイザーの日本人学生との交流はとても良い思い出の一つです。一緒に準備を進める中で、日本語のスキル向上だけでなく、文化やコミュニケーションを理解する貴重な経験が得られました。また、「多文化共生社会」という授業では、日本人学生とのグループワークに取り組みました。異なる文化背景を持つ人同士が協力し、問題を多様な視点で捉え、解決する方法を考える過程から、「多文化共生」というテーマに対する理解が深まりました。現在は1年次生で、留学生活はまだまだ続いていきます。多様な人々と積極的に交流を図りながら、さまざまな視点から経済学を学び、将来活躍するための力を伸ばしたいです。
ウクライナから日本へ立教でビジネスとリーダーシップを学ぶ
ザボロトゥナ ポリーナさん
ウクライナ出身2022年9月入学[特別外国人学生]
2024年9月、経営学研究科国際経営学専攻入学予定
長い歴史がありながら近代的な雰囲気のある立教大学で、日本の文化に触れたり、さまざまなバックグラウンドを持つ友人と交流したり、留学ならではの経験を重ねています。日本語のビジネス文書について学ぶ授業では、メールの書き方や敬語の使い方などを学びました。将来は日本で働くことを目標にしているため、ビジネスの場で欠かせないルールやマナーを理解できたことは、大きな成長の一つだと思います。現在は、MIB※への進学を目指して勉強中。国際経営分野の専門的な知識やリーダーシップを身に付け、目標を実現したいです。
※MIB:経営学研究科国際経営学専攻国際経営学コース
自国の経済成長に貢献するためアジアから世界を捉える
カルロス アントニオ ズニガ ルビさん
ホンジュラス出身2022年9月入学[リンケージプログラム]
社会デザイン研究科修士課程2年次
公共?社会デザイン学コース(MSDA)
ホンジュラスの小規模企業に対する国際協力開発プログラムの効果について研究しています。修士論文のために、地域運動がビジネス経営者たちに与えた影響を科学的に分析する際には、母国とは異なる研究方法を学べました。また、公共政策、社会開発など、多様な分野から授業を選択することで、研究の基盤となる力を身に付けることができたと思います。留学生活は、出会ったクラスメートや共通の趣味を持つ日本の友人たちのおかげで充実したものとなり、アジアやアフリカ社会をより広い視野で見つめられるようになりました。
※本記事は季刊「立教」269号(2024年7月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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